伝統を踏襲しながらも「新たな魅力」への気づきを与え、企業ブランディングに貢献
森永製菓株式会社様は、これまで企業サイトを必要最小限の情報を伝える広報ツールとして活用し、時代に合わせて少しずつ改良されていましたが、変化の早いWebの世界において、トレンドに応じて必要情報をシンプルにわかりやすく提供できているかという課題にふれ、コーポレートサイトのリニューアルを検討されていました。
プロジェクトではコンサルティングフェーズから参画し、現状分析からKPIへ落とし込み、目的達成に向けたシナリオ設計などを行うことで、既存サイトの課題を明確化し具体的な施策を導きました。
プロジェクト背景
- 広報ツールとしてだけではなく、幅広い情報発信の基盤となるサイトに改修する
- トレンドに応じて、必要情報をシンプルにわかりやすく提供する
- ユーザビリティの改善やクリエイティブの全面刷新を実行
制作ポイント
- コンサルティングフェーズから参画し既存サイトの課題を明確化
- リニューアルの方針を策定し、具体的な施策を導出。
- 現状分析を軸にKPIの設計、目的達成に向けたシナリオを設計
プロジェクトコンセプト
コンサルティングの結果を受け、今回のプロジェクトでは、様々な目的を持ってサイトに訪れたユーザーに対して、求める情報への「導き方」と企業が発信したい情報への「関心の引き方」という2つの観点を軸に、「ユーザー一人ひとりが『新しい森永』に気づくサイトへ」というコンセプトを策定し、設計・構築を行いました。
マイクロウェーブクリエイティブによる具体的な施策
上記のコンセプトを実現するために、「訴求ポイントの明確化」「気付きを与える導線」「よりシンプルで親しみやすいデザイン」という3つのポイントをもとに、具体的な施策を展開していきました。
情報の棚卸しで訴求ポイントを明確に
まず、『訴求ポイントを明確化しシンプルにわかりやすく情報を提供する』ため、グローバルナビゲーションの改善を行いました。重複する内容をまとめ、動線を意識した配置にするだけではなく、特に訴求したい部分には画像を用いるなど、強弱をつけました。 また、ユーザーに『新しい森永』に気づいてもらうためにはどうすればよいか?その答えを出すために、現状サイトから収集できる情報に限らず、間口を広げてお客様へのヒアリングや外部メディアの情報も通じ、森永製菓のユニークな取り組みの棚卸しを行いました。 現状サイトでは十分訴求できていなかった情報を前面に出していくことで、「森永製菓の強みやポテンシャルを明確に打ち出し、新しい気づきを生み、ユーザーの興味を引くフックとなるポイントを明確化しました。
自然と情報に触れ、気づきを与える導線の設置
現状サイトのユーザー行動に対する解析結果から、目的となる情報に辿り着いたユーザーがそのまま離脱しやすいという傾向が見られました。そこで、企業が発信したい情報を適切なタイミングで自然と目に触れる形で導線を設置し、今までそのまま離脱してしまうユーザーへ集中的に訴求することで、新たな気づきが与えられるような設計を行いました。
「発見」を軸に、ブランドイメージの強化・向上を図るデザイン
既存の商品情報サイトとの共通性を持たせつつ、リニューアル後のデザインは、よりブランドイメージや企業メッセージが印象に残るように工夫しました。コーポレートサイトらしい清潔で堅実な雰囲気と、アイコンや画像をアクセントに用いフレンドリーな印象との両立を目指しました。 トップページのメインビジュアルにつきましては、企業理念と共に「創業(歴史)」「成長(海外・健康)」「未来(研究・CSR)」という企業の文化と姿勢を画像とコンテンツ配置により直感的に訴求するように設計しました。