失敗しないコーポレートサイトリニューアルの立ち上げと進め方

2024年08月23日

自社のコーポレートサイトのリニューアルを検討するにあたり、
「何から始めればよいのか・・・」「どのような準備をすればよいか分からない・・・」といった
お悩みをお持ちのご担当者様がほとんどではないでしょうか?

多くの場合は、リニューアル業務をWeb制作会社に委託してプロジェクトを進めます。
ただし、正しい準備をしなければ、自社に合った制作会社を選定に失敗してしまうケースが見受けられます。

このコラムでは、リニューアルのご担当者様に向けて、リニューアルを成功に導くための
  ・コーポレートサイトリニューアルの全体的な流れ
  ・コーポレートサイトリニューアルの担当者として準備すべきこと
を中心に、詳しくご紹介します。

【前提知識】コーポレートサイトの役割と重要性

ご承知のとおり、 顧客・見込客、協業者、株主・投資家、求職者、マスコミ関係者、自社社員など、
コーポレートサイトには企業を取り巻くあらゆるステークホルダーが訪問します。

コーポレートサイトに訪れるステークホルダー

これらの多種多様なユーザーが求める情報を分かりやく提供することは
ユーザーの信用獲得だけではなく、企業ブランディングや売上向上への貢献が期待できます。

コーポレートサイトの役割と重要性については、こちらの記事で詳細に解説しております。
サイトリニューアルから見る企業Webサイトのあり方)併せてご確認ください。

Web担当者のよくある悩みと失敗例

リニューアルには多くの工程が含まれます。

全体的な流れをイメージできていないまま、部分的な情報収集をしてしまうと、

  • 各制作会社に抽象的な要望しか伝えられず、的確な御見積や提案がもらえない。
  • 結果として、期待するコーポレートサイトを構築できる自社に合った制作会社を選定できない。

といった失敗に陥りがちです。

リニューアルの大まかな進め方を理解した上で、制作会社に提供する情報を整理しましょう。

Web制作会社の選び方については、 こちらの記事で詳細に解説しております。
Web制作会社の選び方。デザインや費用だけで選ぶと失敗する?

制作会社を決定するまでの 手順・進め方

リニューアルにおける中間ゴールは「制作会社の選定」です
制作会社の選定までの流れを中心に、リニューアルの大まかな流れを解説します。

制作会社選定フロー(担当者視点)

①社内で情報整理

まずはWebサイトに関する社内情報の洗い出しと整理から始めましょう。
整理すべき項目については、次の章で詳細に解説します。

②制作会社の比較検討

制作会社にも得意不得意が存在します。
各社のサービス資料などをダウンロードし、自社の要望に応えてくれそうだと期待できる制作会社をピックアップしましょう。

③制作会社との打ち合わせ

①で整理した情報をベースに、制作会社に具体的な要望を伝えましょう

④コンペの開催&制作会社の選定

各制作会社からの提案を受け、委託先を決定しましょう。

⑤サイト制作開始

以上がサイト制作開始までの大まかな進め方です。

また、制作開始後のサイトの制作進行については、 こちらの記事で詳細に解説しております。
Webディレクションの進め方とディレクターの仕事の流れを解説

担当者として整理すべき情報

リニューアルを進める中で、認識のズレが起こりやすいのは社外である「制作会社との打ち合わせ」です。
制作会社と共通認識を持つためにも、伝える情報を入念に準備しましょう。

依頼主と制作会社

①リニューアルで実現したいコト

「○○なサイトにしたい」と、端的に要望を伝えられるように整理しましょう。
リニューアルの経緯と併せて伝えることができればベストです。
(例:古くなったデザインを新しくしたい、お問い合わせを増やしたい、更新業務を改善したい など)

②現状サイトに対し課題に感じているコト

実際の自社サイトを見て改善したいと感じることや、サイトの運用面で困っていることを洗い出しておきましょう。
(例:発信したい情報が発信できていない、自社サービス・製品の魅力が伝わりづらい、更新業務の負荷が高い など)

③予算感

ざっくりとした金額感を持っているだけでも、制作会社とのコミュニケーションが格段にスムーズになります。
(例:〇〇〇万円~〇〇〇万円程度、△△△万円以上は予算の捻出が難しそう など)

また、見当がつかず判断が難しい場合は制作会社の概算見積を参考にするのも一つの手です。

④リリース時期

明確な期限やリリース希望時期がある場合は、理由も併せて伝えられるようにしておきましょう。
(来期で創業〇〇周年のため、来期首の〇月1日のリリースを検討している など)

⑤関係部署

コーポレートサイトの管理や運用に関わっている部署と、各部署の意見をとりまとめましょう。

【例】 
広報部 :新しく策定したコーポレートメッセージを訴求したい
営業部 :営業で活用できるようなサービスページを構築したい
情報システム部:導入システムのセキュリティレベルをアップデートしたいなど 
※企業によって関係部署や課題感は様々です。

一例ではありますが、以上が自社で整理しておくべき情報になります。

また、本業に忙しく情報整理になかなか時間をかけられないという場合は、
「RFP(提案依頼書)」の作成を委託するのも一つの手です。
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リニューアルにかかる「コスト」と「期間」の相場

検討を進める上で重要な「コスト」と「期間」については、
要件(どんなコーポレートサイトにしたいか)によって大きく変動します。
整理した情報を活用しながら複数のWeb制作会社の意見を伺い、
最終的な予算やリリース日を決定することを推奨します。

あくまで参考値ですが、リニューアルにかかるコストと期間はこちらの通りです。

 ・100万~500万のリニューアル(期間:~約半年)

現状のサイト構造やコンテンツを活かした、小規模サイトの全体リニューアル。
要件によってはシステム改修も含めることもできます。
※一部ページのデザインのみ改修するなどの場合は費用を抑えられるケースもございます。

・500万~1,000万のリニューアル(期間:約半年~約1年)

システム改修を伴う、中規模サイトの全体リニューアル。
新規コンテンツやコンテンツ統廃合などによるサイト構造の見直しまで可能です。

・1000万以上のリニューアル(期間:約1年以上~)

大規模サイトの全体リニューアル。
システム改修やSEO対策など、多岐に渡る要件であってもフルオーダーメイドでの実現が可能です。

【最後に】コーポレートサイトはリニューアルしてからが本番

意外な落とし穴ですが、リニューアルはあくまで通過点であり、ゴールではありません。

  • ニュースリリースなどを活用したリニューアルの周知
  • 定期的な数値計測および課題改善
  • 導入システムの運用保守

など、リニューアルしたサイトを継続的にメンテナンスしながら活用していく必要があります。
こうしたサイト運用まで手厚くするサポートできる制作会社を選定することが望ましいでしょう。

弊社マイクロウェーブクリエイティブでは、 RFP作成や要件定義などリニューアルの初期段階のサポートから、 成果の出るサイトの企画提案・構築、効果的な運用まで総合的なご支援が可能です。

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