人手不足が常態化し、優れた人材の確保が激化している昨今、採用コストは増えているのに、成果に繋がらないというお悩みの声を多く伺います。
この状況をどうにかしないと・・と議題として取り上げるも、「型」通りの採用サイトのまま運用を続けている企業も多いのではないでしょうか。
本記事では、成功する採用サイトを制作するためのヒントや具体的な改善ポイントをお伝えします。
採用サイトに課題を抱えるご担当者様に向けた内容になりますのでぜひご覧ください!
企業の採用活動における主な課題
採用サイトの主な課題点・お悩みを紐解いてみると、
- 応募者の数が少ない
- 内定辞退者や短期離職率多い
- 新卒、キャリア採用の比重が偏っている
- 欲しい人材が同業他社に流れている
- 就活情報サイトとの連携がとれていない
つまり、採用サイトは持っていても
- 求職者からの流入経路が少ない
- ターゲット人材と求職者にミスマッチがおこっている
- 採用戦略とコンテンツに不一致がある
- マーケティング活動がうまくいっていない
という根本的な問題を抱えていることが多く見受けられます。
このような問題点を可視化、戦略・ターゲティングから見直して目的に沿った採用サイトを構築することが採用活動を成功させる第一歩となります。
企業ごとに採用活動のKPIは異なりますので、求める人物像や採用の短期・長期計画などを精査したあと、それに基づいたKPI設定や戦略設計をすることからスタートし、採用に関するWeb上のすべての課題を、集約・解決していくことで、効果的なリクルーティングが可能になります。
成功する採用サイトを制作する上で”大切な5つのポイント”
それでは、成功する採用サイトとは一体どのようなサイトでしょうか。マイクロウェーブクリエイティブが考える成功する採用サイトの要因は大きく5つあります。
1.企業が求める人材と求職者のマッチング精度が的確である
企業と応募者(学生・キャリア求職者)双方のマッチング精度をあげることで入社前後で乖離が生じることなく、必要としている人材の確保に繋がります。
ペルソナ像が定まっている企業でも、「どんな人材に応募してもらいたいか」を入念に打ち合わせし、マッチングの精度向上に繋げることが大切です。
2.求める人材に向けて適切な情報発信ができている
求職者インサイトやWeb・リアルでの行動、就職に関わる業界動向などを詳細に分析し、求める人材が必要としている情報を適切なタイミングで発信できることが競合企業との差別化に繋がり、応募率を高める要因となります。
CMSやSNS、求人サイトの運用体制の構築に加え、自社のオウンドメディアを活用し、積極的にリクルーティング活動を行う企業も増えています。
3.企業イメージに沿ったデザインと実直なコンテンツがある
大げさなデザインやキャッチで多くの求職者へエントリーさせても、最終段階や入社後のミスマッチで、辞退や離職の増加を招きます。
採用サイトでは「リアル」な情報に基づいたコンテンツ制作と、企業の文化に沿ったテーマで等身大のクリエイティブを発信することが必要です。
4.最小コストで、目標に応じたエントリー数を獲得する採用マーケティング戦略
サイトを作るだけでなく、計画に基づいたマーケティング戦略を描くことが重要です。
求職者の流入経路を設計し、計画に沿った流入数を確保しながら、且つ、最小コストでエントリー確保できるかがポイントとなります。
5.継続的に効果検証・チューニングできる体制がある
サイトを作って終わりではなく、アクセス解析で効果を検証しチューニングしていく体制があることが理想です。
訪問者数・直帰率・セッション時間や経路などをチェックしミスマッチが起こっていないか、戦略が正しいかを常に検証・改善している企業は優位に立てます。
効果的な採用サイトとは?まずはここからスタート!
沢山課題がありすぎて何から手を付けて良いか・・という場合、コンテンツの見直しから始めてみるのをお奨めします。
まず、自社の採用サイトを「求職者」目線で見てみましょう。
- 代表メッセージ
- 先輩の声
- 職場環境
- 募集要項・職種詳細
上記のようなコンテンツは既にあると思います。
これらは、採用サイトコンテンツで良くに見られますが、これだけでは企業の魅力が伝わりづらく、情報に乏しいサイトとなってしまいます。
例えばここに、
- 人材育成への取り組み
- 評価制度に基づいたキャリアアッププラン
- 一日のタイムスケジュール
- サステナビリティ活動やSDGsへの取り組み
- 育児や趣味との両立など、より具体的な社員の声
- 職種紹介の動画や、企業情報インフォグラフィックスなど視覚的コンテンツ
などが入るとどうでしょう?
そこで働くイメージがグッと現実的なものになるかと思います。
求職者は就職活動にあたり、リアルな企業の情報収集をしています。
型に当て込んだだけのコンテンツよりも、具体的な"会社の中身"を必要としています。
そして、沢山のサイトを見て比較する求職者の心に刺さる内容であるために、競合との差別化、コンテンツのバランス、UIも非常に重要です。
自社とマッチする求職者が真に求めるコンテンツを取り入れ、適切な場所に配置することでエントリー数は向上します。
まずは、エンゲージメントを高めるコンテンツの見直しから始めてみましょう!
採用サイト制作実績の紹介
マイクロウェーブクリエイティブの採用サイト制作実績の中で、株式会社ウテナ様の事例を紹介いたします。
ヒストリーページでは歴史年表と商品・CM等を視覚化することで商品の魅力や強み、企業としての新たな挑戦など、重要な情報の訴求が成功しています。
成功する要因をとりいれた採用サイト・リクルートサイトを設計するには各プロセスで専門スキルや採用知識が必要となりますがマイクロウェーブクリエイティブでは、企業ごとに最適なメンバーを選定し企業の成長戦略の要となる採用サイトを制作・マーケティング活動を支援いたします。
リクルーティングにお悩みの企業ご担当者様はぜひご相談ください!
この記事の著者
マイクロウェーブクリエイティブ プロデュースグループ
クライアントのビジネス課題を解決するための提案経験を活かし、サイト制作に関する多岐にわたる情報を提供します。